こんにちは。東京都港区「虎ノ門駅」より徒歩30秒にある歯医者「まさいデンタルクリニック」です。
虫歯は、最も身近な口腔内の病気の一つです。初期の段階では自覚症状が少なく、気づかないうちに進行してしまうことも少なくありません。重症化すると最悪の場合には歯を失うケースもあるので、早期に発見・治療することが大切です。
この記事では、虫歯の初期症状について詳しく解説するとともに、治療方法や流れ、費用と通院回数の目安もご紹介します。虫歯に関する正しい知識を身につけ、歯の健康を守れるようにしましょう。
虫歯の初期症状
虫歯の悪化を防ぐには早期に発見することが重要ですが、初期段階では自覚症状が少なく、発見が難しいとされています。
しかし、初期症状を知っておけば、早い段階で異変に気付いて治療を開始できるかもしれません。以下に、代表的な初期症状をご紹介します。
歯がしみる
初期の虫歯では、冷たい飲み物や甘い食べ物を摂取した際に、歯がしみる症状が現れることがあります。虫歯の進行によって歯のエナメル質が溶け、神経が刺激を受けやすくなるためです。
見た目が変化する
初期の虫歯では、歯の表面に白く濁った斑点や小さな黒い点が見られることがあります。虫歯菌が生成した酸によって、エナメル質が溶け始めたサインです。この段階では痛みを感じることは少ないため、歯磨きの際などに鏡でチェックしてみましょう。
歯の表面がざらざらする
歯の表面がいつもよりざらざらした感触がある場合、エナメル質の損傷が進んでいる可能性があります。舌で表面を触った際にザラついていたり、フロスが引っかかりやすくなったりしている場合は、一度歯科医院を受診してチェックしてもらいましょう。
口臭が強くなる
虫歯菌が口腔内に残った食べカスを分解する際に、臭いのあるガスを発生させます。 このガスが口臭の原因になるのです。初期虫歯でも、歯垢や虫歯菌が増えることで口臭が強くなる場合があります。特に、丁寧に歯磨きをしても改善しない場合は、虫歯の可能性があるでしょう。
虫歯の初期症状のセルフチェック
虫歯の初期症状を見逃さないためには、セルフチェックを習慣にすることが重要です。
以下に、自宅で簡単に確認できる方法をまとめました。セルフチェックをしていて気になる点がある場合は、放置せず早めに歯科医師に相談しましょう。
歯の見た目を確認する
鏡を使って歯の表面を観察します。白濁した部分や黒い点、小さな穴がないかを確認してください。虫歯は見た目の変化から始まることが多いため、歯磨きの際などに念入りにチェックするようにしましょう。
舌で歯の感触を確かめる
歯を舌でなぞって、感触に変化がないか確認しましょう。虫歯になりエナメル質が溶け始めている場合、滑らかだった歯の感触が変わることがあります。ざらざらしていないか、凹凸が感じられる部分がないかなどを、定期的に触って確認してみてください。
飲食時に異常がないか確かめる
冷たいものや甘いものを口にしたときに、特定の歯が敏感に反応する場合は虫歯かもしれません。また、食べ物が歯に挟まりやすくなった場合も、虫歯が進行している恐れがあるでしょう。普段の食事中に違和感があれば歯科医院を受診してください。
口臭を確認する
ご自身の口臭を確認する方法には、袋に息を吹き入れたり口臭チェッカーを使用したりする方法があります。また、家族や親しい友人に聞くのも方法の一つでしょう。
特に、歯磨きをしっかりしても改善しない場合は、虫歯が影響していることがあります。早めに歯科医院を受診しましょう。
初期の虫歯の治療方法
初期の虫歯は、軽度な処置で改善できることが多いです。以下に、初期の虫歯の主な治療方法をご紹介します。
フッ素塗布
フッ素塗布は、初期の虫歯治療における一般的な処置です。フッ素には、歯のエナメル質を強化し、虫歯菌が作り出す酸に対する耐性を高める効果があります。
再石灰化を促す効果もあるので、虫歯がエナメル質の表面にとどまっている初期段階でフッ素を塗布すれば、虫歯の進行を防いで改善できる可能性があります。
ブラッシング指導
初期虫歯の治療法には、ブラッシング指導も挙げられます。自己流のブラッシングでは磨き残しが生じ、プラーク（歯垢）が蓄積しやすいです。
歯科医院では、歯科医師や歯科衛生士によるブラッシング指導を受けられます。患者さまの口内に合った磨き方やデンタルフロスの使い方、歯ブラシの選び方などを学べます。
正しいブラッシング法を習得してセルフケアの質が向上すれば、口腔内を常に清潔に保ち虫歯の進行を防げるでしょう。
レジン充填
初期虫歯で小さな穴があいている場合は、虫歯の部分を削り取り、光で硬化する樹脂（レジン）を詰めて修復します。短時間で完了するため、負担が少ない治療法です。また、レジンは歯の色に近いため、自然な見た目も保てます。
食生活の指導
初期の虫歯の進行を防ぐためには、日々の食生活を見直すことも重要です。
歯科医院では、食生活の改善を心がけるよう指導されることもあります。虫歯の原因になる砂糖や酸を多く含む飲食物の摂取を控え、バランスの取れた食事を心がければ、虫歯の進行を防ぐことにつながるでしょう。
初期の虫歯治療の流れと通院回数の目安
虫歯の治療にかかる通院回数は、進行度によって異なります。初期の場合であれば、1～3回で完了することが多いです。重症化するほど費用や通院回数が増えるので、初期段階のうちに発見して治療しましょう。
以下に、初期虫歯の治療の一般的な流れをご紹介します。
検査と診断
最初に歯科医師による口腔内の診察が行われます。この段階では、視診やレントゲン撮影を通じて虫歯の位置や進行状況を確認します。診断結果に基づき、患者さまの症状に合った処置を行います。
レジン充填
初期虫歯で小さな穴があいている場合は、虫歯の部分を削り取ります。その後、レジンを詰めて修復します。
フッ素塗布
初期段階の虫歯では、フッ素塗布が行われることがあります。この処置は1回の通院で完了することが多く、治療時間も短いです。
ブラッシング指導
歯科医院での治療とあわせて適切なセルフケアを続けることで、虫歯の進行を抑えられます。
歯科医院でブラッシング指導を受ければ、ご自身に合った磨き方や歯ブラシの選び方などを学べます。セルフケアの質を向上させ、虫歯の進行を防ぎましょう。
また、この際に食生活の注意点などが具体的に説明されることもあります。
定期検診
初期虫歯の治療後も、経過を観察するために定期的に通院しましょう。患者さまによって適切な頻度は異なりますが、一般的には3～6か月に1回程度の頻度で受けるのが良いとされています。
定期検診では、虫歯が再発していないか、他の歯に問題が生じていないかなどを確認します。
初期の虫歯治療の費用
初期の虫歯治療にかかる費用は、治療方法や通院回数などによって異なります。
初期の虫歯治療には、保険が適用されます。保険適用の3割負担の場合では、1本あたり1,500円〜3,000円程度が費用の相場です。費用は、虫歯の大きさや前後の処置によって変動します。
虫歯治療にかかる費用は、早期に治療を受けることで抑えられます。また、定期検診を継続することで虫歯の進行を防ぎ、将来的な治療費を削減できるでしょう。
まとめ
虫歯の初期症状は、見た目の変化など自覚が難しいものも多いですが、早期に発見して対処すれば進行を防ぐことが可能です。セルフチェックを定期的に行い、気になる症状がある場合は速やかに歯科医院を受診しましょう。
初期の段階では、1～3回程度と少ない通院回数で治療が終わることが多く、基本的には保険が適用されるため経済的な負担も抑えられます。さらに、定期検診や自宅でのケアを継続すれば、虫歯の再発を防ぐことが可能です。
虫歯の初期段階での対処は、歯の健康を長く保つために大切です。この記事を参考に虫歯についての知識を深め、早期発見と予防に努めてください。
虫歯治療を検討されている方は、東京都港区「虎ノ門駅」より徒歩30秒にある歯医者「まさいデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療、矯正治療、インプラント治療など、さまざまな診療に力を入れております。診療案内ページはこちら、ご予約・お問い合わせも受け付けております。
