治療した歯が浮く感覚、シミル時に改善する方法

治療した歯にこの様な症状が出る事はありませんか?

当院にも、治療したのに歯がシミル、痛いと言う主訴でご来院頂く方が多いです。
この症状は、多くの場合、過剰な力が歯と歯茎の境界部に加わったり、歯を支える歯周組織に加わった結果、その歯の構造、また支持構造に変化をもたらした結果なのです。
歯に過大な力が加わった場合、その力は歯と歯茎の境目付近に集中します。これは過去の研究により明らかとなっています。丁度その場所は、歯のエナメル質と、根の組織のセメント質の境界部に当たります。この部位に力により微妙な亀裂(マイクロクラック)が入ります。どんなに硬い物体であったとしても、ある点を中心に捻り続けていれば、力の加わる中心部が脆くなるのは想像に難く無いですよね?例えるなら、スプーンやフォークをユリゲラーのスプーン曲げではないですが(例えが古いかも?)ある点を中心に曲げ続けれは、金属疲労で折れてしまうのと同じく、力が加わり続けた中心はダメージを受けるのです。
そして、エナメル質の下にある象牙質にある神経と繋がっている象牙細管を刺激する事により、象牙細管内にある物質が移動し、神経を刺激してシミルと言う反応が出ます。また、痛いと言う症状の場合は、根の周りにある歯根膜が過剰に刺激された結果です。歯根膜には、感覚を司るセンサーがあるので、もう限界ですよ!っと言う指令が出て、痛いと言う症状になるのです。
これらを専門用語で咬合性外傷と呼びます。
また、この様な噛み合わせを外傷性咬合と呼びます。
咬合性外傷とは生理範囲を超えた強い咬合力によって、または 歯周組織の機能や構造が損なわれた場合に、生理的範囲内の咬合力により歯周組織とくに歯根膜や歯槽骨が破壊されることです。
この場合は、噛み合わせの調整をする事により、2、3日の内に症状は緩解します。
シミルからと言って神経を取ってしまっては、外傷性咬合の原因は解決されていません。
神経を取ればシミル事は無くなりますが、噛むと痛いと言う症状は出ます。しかしながら、噛むと痛いと言う症状も、歯が力によってグラグラと動き出せば、痛みは消失します。
これは治ったのでは無く、歯が動く事によって力を逃した結果なのです。
更に、この状態を放置すると、歯が動き出すと歯とそれを支えている骨の間の隙間が大きくなります。その隙間にもしも歯周病菌が入り込んだなら?これを読んでいる皆さんはおわかりですね!そうです、歯周病になります。歯周病の多くは外傷性咬合による咬合性外傷によって引き起こされているのです。
大切なのは、冷たい物にしみる、噛むと痛いと言う症状から、歯の中の神経が痛んでいたのでは無く、このままにしておくと危険だと言うサインを出していると言う事を見逃さないことです。
治療した歯がシミル、痛いは、噛み合わせが原因になっている事が多いのです!
たかが1本の歯の治療でシミテ、痛い状態だったとしても、その1本の歯の噛み合わせのせいで、他の歯全ての噛み合わせが変わってしまうのです。


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